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知識検定 News

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2017年4月吉日
野球知識検定実行委員会


『所感』
    武井 勇樹

今回の試験で、運よく2級に合格することが出来ました。しかし、決して優秀な成績で合格し
たわけでもなく、むしろギリギリの合格だった私が合格のノウハウを書き記せる立場ではあり
ませんので、最近の動向について思うところを書かせて頂きたいと思います。

今、賛否両論、話題になっている「敬遠の省略」についてです。試合時間の短縮が主目的の
ようですが、ゲームのスムーズな進行は、野球に限らずどのスポーツにおいても探究課題で
あることは確かだと思います。

しかし、長いプロ野球の歴史を振り返ると…。私の記憶にある限りでも、小林投手(阪神)の
開幕戦サヨナラ敬遠暴投、新庄選手(阪神)の敬遠球のサヨナラヒットなど、「敬遠」にまつ
わるドラマは私達の脳裏に焼き付いています。もし、敬遠が省略されるようになると、この
ようなドラマはもちろん生まれなくなります。

これは近年のルール改正でも同じです。ホームランのビデオ判定が昔からあり、撮影技術が現在
のレベルであったとしたら、日本シリーズでの上田監督(阪急)の抗議、内藤投手(ヤクルト)
の疑惑の開幕戦ホームラン被弾などの語り継がれるドラマも生まれなかったかも知れません。

2016年7月の野球知識検定の食事会でも、ご本人のギャオス内藤さんを交え、この話題で大い
に盛り上がりました。また、コリジョンルールと、日本シリーズにおける岡田球審、岡村捕手
(阪急)、土井選手(巨人)のドラマの関係も然りです。

その時点では、「判定がおかしい…。」等、不公平感やストレスを感じるかも知れませんが、
プレイもジャッジも人間が行うことで、人間ドラマが織り交ぜられ、後年に渡って語り継がれる
印象的なシーンとなっていくのではないでしょうか。

これから野球を見始める子供たちの世代にとって、その様な語り継がれるシーンが無くなって
しまう寂しいプロ野球にならないことを願います。

最後に、野球知識検定についてですが、40代後半の私にとって、重箱の隅をつつくような知識
の詰め込みはもはや苦行以外の何物でもありません。しかし、最近では、「洲崎球場のポール際」
や「野球雲(各巻)」等の書籍を読み、野球知識検定での内容が、縦と横で繋がってくる感覚を
楽しめるようになってきました。

1級のハードルは高いと思いますが、そんな楽しみ方で、野球知識検定とも今後、末永くお付き
合いさせて頂ければ嬉しく思っています。



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