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2018年10月吉日
野球知識検定実行委員会


『野球とは社会の生き方そのもの』
                中村 勝利

今回、2級検定6回目の挑戦で、やっと合格させて頂きました。多分ギリギリの合格ではないかと思います。
しかし、大変嬉しく思っております

私は広島の片田舎で生まれ、社会人になって関西に出てきて、現在に至っております。野球に関わったき
っかけですが、広島はカープ一色で熱狂的なカープファンの多い地域ですので、私も小学5年頃からカー
プに熱中して、徐々に野球が好きになっていきました。

野球経験は9年間ありますが、最後は右肩痛のため離脱しました。それ以後ずっと観戦です。高校野球、
大学野球の春・秋のリーグ戦、社会人野球の日本選手権(毎年11月上旬に京セラドームで開催)は観戦に
行くようにしております。

野球は社会の生き方と共通するものが多くあります。中でも次の3点は必ず相通じるものであると思って
おります。

〇試合に備えての準備
結果は100%出せないが、準備は100%出来るとよく云われます。まず、ベストの状態で野球が出来るよう
に体を管理する。試合は9人でするが、しかし野球は9人でするものではありません。

試合に出てない選手も体を動かし、何時でも出られるように、一球に対する集中力を持続して準備する。
準備には万全を期することが大事です。

○一人の打者に対して9人が向かっていく
野球の最も面白いときは、一人の打者に対して投手を中心とした9人が連携を向かっていくところです。

そこにはアウトカウントによっていくつかの方法(対策)があります。特に守備側がピンチのとき、どの
ように9人が打者に向かっていくか最も興味深いときです。

○自己犠牲
野球は人がホームベースを踏んだとき、得点が入ります。得点をあげていくためには、人を生かして、自
分は犠牲になる。この自己犠牲の気持ちが大事です。

最後に野球についての意見ですが、野手はゴロであろうと、フライであろうと抜かれそうなとき以外は、
全て両手で自分の身体の正面で止めるのが基本であると云われていました。

ところが最近は高校野球等を見ておりますと、フライはほとんど片手取り、中には正面の打球に対して、
わざわざ身体を横にずらして片手取りをする。

野球の基本的な部分が変わりつつあり、違和感を抱いております。

今後も更に「何事にも前へ」の気持ちを持つとともに検定一級を目指し、野球を楽しんでいきたいと思っ
ております。ありがとうございました。



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